VPNの緊急更新に追われずに、
社外から社内のファイルを使う
Cloudflare Oneで、リモートアクセスを見直します。
インターネットに開いているVPNの受付をなくし、本人と端末を確かめた人だけを、許可した社内の機器(NAS・ファイルサーバー・複合機など)につなぎます。いまのVPNを止めずに、数名から試せます。
ZTNAとは
利用者と端末をその都度確かめてから、許可した社内の機器にだけつなぐ方式です。VPNのように社内のネットワーク全体へ入れるのではなく、人と宛先の組み合わせで通れる先を決めます。社内側からインターネット側へ通り道をつなぐため、外から見える受付の入口を開けておく必要がありません。
VPN機器は、
ランサムウェアの主な入口になっている
警察庁の統計では、ランサムウェアの侵入経路の半分以上を、毎年VPN機器が占めています。VPNの受付はインターネットから誰でも見えるため、修正されていない脆弱性や、漏れたIDとパスワードが狙われます。
入口が外に開いている
- VPNの受付は誰からも見える
- 脆弱性が公表されると狙われやすい
IDだけで入れてしまう
- 多要素認証の設定漏れ
- 漏れたID・パスワードの使い回し
社内の広い範囲に届く
- 1台への侵入からNASやサーバーへ
- 被害が社内全体に広がる
更新が追いつかない
- 緊急の修正が出るたびに更新が必要
- 業務を止めて更新する負担
出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2026年9月)。届け出のあった被害の集計です。
VPN機器を守り続ける負担は、
これから重くなる
FortiGateを例にとると、メーカー自身がSSL-VPNを縮小しています。SSL-VPNを使い続けるか、別の方式に移るかを決める時期に来ています。
| 選択肢 | VPNの受付 | VPNの更新 |
|---|---|---|
| SSL-VPNを使い続ける | 開いたまま | FortiOS 7.4系は2027年5月から重大な修正だけになり、2028年11月に修正が終わる予定 |
| IPsec VPNに移る | 開いたまま | これまでどおり会社で更新。設定の移し替えが必要 |
| Cloudflare Oneに移る | なくなる | VPNの緊急更新は不要(ファイアウォール本体の更新は残る) |
※FortiOS 7.6系では、メモリ2GB以下の機種からSSL-VPNが削除され、全機種でSSL-VPNのトンネルモードがIPsec VPNに置き換えられています。出典:Fortinet「FortiOS 7.6.0 / 7.6.3 Release Notes」「Technical Tip: FortiOS end of support change for FortiOS v7.4 and v7.6」(2026年10月閲覧)。ほかのメーカーのVPN機器も、脆弱性が出るたびに更新が必要な点は同じです。
VPNの入口を閉じ、
社内から外向きにだけつなぐ
社内に置いた接続用の機器から、外向きにCloudflareへつなぎます。社外の社員は、会社のアカウントと多要素認証で本人を確かめ、端末の状態を確かめたうえで、許可した機器にだけ届きます。
| 観点 | いま(VPN) | これから(Cloudflare One) |
|---|---|---|
| 攻撃者から見える入口 | VPNの受付がインターネットに開いている | VPNの受付なし。社内から外向きにだけつながる |
| 本人の確認 | ID・パスワード。多要素認証は機器の設定しだい | 会社のアカウントと多要素認証。端末の状態も条件にできる |
| つながった後に届く範囲 | 社内のネットワーク全体(設定しだい) | 許可した機器とポートだけ |
| 機器の更新 | VPNの緊急の修正のたびに会社で更新 | VPNの緊急更新は不要。接続用の機器は当社が更新 |
| Webの守り | 社外のPCは会社のフィルタを通らない | 社内でも社外でも同じルールで危険なサイトを止める |
| 記録 | 社外から直接インターネットに出た通信は残らない | 誰が、どの端末で、どこへアクセスしたかが残る |
導入から日々の保守まで、
当社が受け持つ
Cloudflare Oneの設定と、社内に置く接続用の機器の貸し出し・保守をまとめてお引き受けします。
導入
- Cloudflareの組織づくり(ログイン方式・多要素認証・利用者の登録)
- 社内の機器への接続設定と、許可する宛先の登録
- Webの守りの基本ルールの設定
- 端末アプリの配布手順の用意と、動作確認
保守
- 接続用の機器の貸し出しと、遠隔での状態確認・更新
- 故障したときの交換(設定済みの交換機をお送りします)
- 利用者の追加・削除と、許可する宛先の変更
- 記録の確認と、お問い合わせの窓口
※Cloudflareの組織はお客様の会社の名義で作り、当社は管理者として参加します。解約しても設定はお客様に残ります。
いまのVPNを止めずに試し、
合えば入口を閉じる
現状の確認
社外から使いたい機器、VPN機器の版と保守契約、社外で使う端末、会社のアカウントを伺います
試験導入
数名で、ファイルサーバーなど1台への接続を試します。VPNはそのまま使えます
全員へ展開
端末アプリの配布と登録を手伝い、Webの守りのルールを有効にします
VPNの入口を閉じる
VPNの受付を止め、外からVPNの受付と管理画面が見えないことを確かめます
運用
利用者の追加・削除、機器の更新と交換、記録の確認を続けます
※最初の現状の確認には、VPN機器(ファイアウォール)の設定が分かる方に同席いただくとスムーズです。期間は利用者の数と社内の機器の数で変わるため、現状の確認の後にお示しします。
組み合わせて検討できる関連サービス
- いまのVPN機器が外からどう見えるかを確かめます
- VPNのほかに外に開いている入口がないかを洗い出します
- 端末の状態の確認はSentinelOneとも連携できます
- 取引先から求められる対策の準備も支援します
よくある質問
いまのVPNを止めずに試せますか?
FortiGate以外のVPN機器を使っていても対象になりますか?
FortiGateなどいまのファイアウォールは不要になりますか?
Cloudflareの利用料はかかりますか?
社内に機器を置く必要はありますか?
費用はどのくらいかかりますか?
ご留意事項
- Cloudflare Oneの無料プランは利用者50人までで、アクセスの記録は24時間で消えます。記録を長く残す場合や利用者が50人を超える場合は、Cloudflareの有料プランが必要です。
- Cloudflareで大きな障害が起きている間は、社外からの接続に影響が出ます。無料プランにはCloudflareの問い合わせ窓口がないため、当社が窓口になります。
- FortiGateなどのファイアウォール本体の更新は、これまでどおり必要です。
- 複合機など端末アプリを入れられない機器は、引き続きファイアウォールで守ります。
- 社内のLAN工事・現地での作業、Cloudflareの有料プランの利用料、24時間の監視は、本サービスに含みません。
- 料金は、社内の機器の数と利用者の数によってお見積りします。詳しくはお問い合わせください。
リモートアクセスの見直しを、ご相談ください
「VPN機器の更新が負担になっている」「SSL-VPNの今後が気になる」「社外からNASを安全に使いたい」など、検討段階のご相談も歓迎です。