ZERO TRUST NETWORK ACCESS

VPNの緊急更新に追われずに、
社外から社内のファイルを使う

Cloudflare Oneで、リモートアクセスを見直します。

インターネットに開いているVPNの受付をなくし、本人と端末を確かめた人だけを、許可した社内の機器(NAS・ファイルサーバー・複合機など)につなぎます。いまのVPNを止めずに、数名から試せます。

社外のPCが本人と端末の確認を経て社内のNASにつながり、VPNの受付は閉じている様子を表したイラスト
DEFINITION

ZTNAとは

ZTNA(ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス)

利用者と端末をその都度確かめてから、許可した社内の機器にだけつなぐ方式です。VPNのように社内のネットワーク全体へ入れるのではなく、人と宛先の組み合わせで通れる先を決めます。社内側からインターネット側へ通り道をつなぐため、外から見える受付の入口を開けておく必要がありません。

CHALLENGES

VPN機器は、
ランサムウェアの主な入口になっている

警察庁の統計では、ランサムウェアの侵入経路の半分以上を、毎年VPN機器が占めています。VPNの受付はインターネットから誰でも見えるため、修正されていない脆弱性や、漏れたIDとパスワードが狙われます。

1

入口が外に開いている

  • VPNの受付は誰からも見える
  • 脆弱性が公表されると狙われやすい
2

IDだけで入れてしまう

  • 多要素認証の設定漏れ
  • 漏れたID・パスワードの使い回し
3

社内の広い範囲に届く

  • 1台への侵入からNASやサーバーへ
  • 被害が社内全体に広がる
4

更新が追いつかない

  • 緊急の修正が出るたびに更新が必要
  • 業務を止めて更新する負担

出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2026年9月)。届け出のあった被害の集計です。

VPN TODAY

VPN機器を守り続ける負担は、
これから重くなる

FortiGateを例にとると、メーカー自身がSSL-VPNを縮小しています。SSL-VPNを使い続けるか、別の方式に移るかを決める時期に来ています。

選択肢VPNの受付VPNの更新
SSL-VPNを使い続ける開いたままFortiOS 7.4系は2027年5月から重大な修正だけになり、2028年11月に修正が終わる予定
IPsec VPNに移る開いたままこれまでどおり会社で更新。設定の移し替えが必要
Cloudflare Oneに移るなくなるVPNの緊急更新は不要(ファイアウォール本体の更新は残る)

※FortiOS 7.6系では、メモリ2GB以下の機種からSSL-VPNが削除され、全機種でSSL-VPNのトンネルモードがIPsec VPNに置き換えられています。出典:Fortinet「FortiOS 7.6.0 / 7.6.3 Release Notes」「Technical Tip: FortiOS end of support change for FortiOS v7.4 and v7.6」(2026年10月閲覧)。ほかのメーカーのVPN機器も、脆弱性が出るたびに更新が必要な点は同じです。

HOW IT WORKS

VPNの入口を閉じ、
社内から外向きにだけつなぐ

社内に置いた接続用の機器から、外向きにCloudflareへつなぎます。社外の社員は、会社のアカウントと多要素認証で本人を確かめ、端末の状態を確かめたうえで、許可した機器にだけ届きます。

左はいまの構成で、インターネットに開いたVPN機器を経由して社員も攻撃者も社内のNAS・サーバー・複合機に届く。右はこれからの構成で、本人と端末の確認を通った社員のPCだけが許可したNASにつながり、攻撃者は確認で止まる
観点いま(VPN)これから(Cloudflare One)
攻撃者から見える入口VPNの受付がインターネットに開いているVPNの受付なし。社内から外向きにだけつながる
本人の確認ID・パスワード。多要素認証は機器の設定しだい会社のアカウントと多要素認証。端末の状態も条件にできる
つながった後に届く範囲社内のネットワーク全体(設定しだい)許可した機器とポートだけ
機器の更新VPNの緊急の修正のたびに会社で更新VPNの緊急更新は不要。接続用の機器は当社が更新
Webの守り社外のPCは会社のフィルタを通らない社内でも社外でも同じルールで危険なサイトを止める
記録社外から直接インターネットに出た通信は残らない誰が、どの端末で、どこへアクセスしたかが残る
SERVICE SCOPE

導入から日々の保守まで、
当社が受け持つ

Cloudflare Oneの設定と、社内に置く接続用の機器の貸し出し・保守をまとめてお引き受けします。

導入

  • Cloudflareの組織づくり(ログイン方式・多要素認証・利用者の登録)
  • 社内の機器への接続設定と、許可する宛先の登録
  • Webの守りの基本ルールの設定
  • 端末アプリの配布手順の用意と、動作確認

保守

  • 接続用の機器の貸し出しと、遠隔での状態確認・更新
  • 故障したときの交換(設定済みの交換機をお送りします)
  • 利用者の追加・削除と、許可する宛先の変更
  • 記録の確認と、お問い合わせの窓口

※Cloudflareの組織はお客様の会社の名義で作り、当社は管理者として参加します。解約しても設定はお客様に残ります。

PROCESS

いまのVPNを止めずに試し、
合えば入口を閉じる

1

現状の確認

社外から使いたい機器、VPN機器の版と保守契約、社外で使う端末、会社のアカウントを伺います

2

試験導入

数名で、ファイルサーバーなど1台への接続を試します。VPNはそのまま使えます

3

全員へ展開

端末アプリの配布と登録を手伝い、Webの守りのルールを有効にします

4

VPNの入口を閉じる

VPNの受付を止め、外からVPNの受付と管理画面が見えないことを確かめます

5

運用

利用者の追加・削除、機器の更新と交換、記録の確認を続けます

※最初の現状の確認には、VPN機器(ファイアウォール)の設定が分かる方に同席いただくとスムーズです。期間は利用者の数と社内の機器の数で変わるため、現状の確認の後にお示しします。

RELATED SERVICES

組み合わせて検討できる関連サービス

VPN脆弱性診断

  • いまのVPN機器が外からどう見えるかを確かめます

アタックサーフェス診断

  • VPNのほかに外に開いている入口がないかを洗い出します

MDR(運用監視)

  • 端末の状態の確認はSentinelOneとも連携できます

セキュリティコンサルティング

  • 取引先から求められる対策の準備も支援します
FAQ

よくある質問

いまのVPNを止めずに試せますか?
試せます。VPNはそのまま使いながら、数名で社内のファイルサーバーなど1台への接続を試します。試した結果を見て、全員へ広げる、試験を続ける、いまのVPNのまま続ける、から選べます。
FortiGate以外のVPN機器を使っていても対象になりますか?
対象になります。VPN機器の製品を問わず、社外から社内の機器を使う仕組みをCloudflare Oneに置き換えます。いまお使いの機器と設定は、最初の現状の確認で伺います。
FortiGateなどいまのファイアウォールは不要になりますか?
会社のインターネットの出口として、引き続きお使いいただきます。なくなるのはVPNの受付です。ファイアウォール本体の更新は、これまでどおり必要です。
Cloudflareの利用料はかかりますか?
Cloudflare Oneの無料プランは利用者50人まで使えます。利用者が50人を超える場合や、記録の長期保存・稼働率の保証が必要な場合は、Cloudflareの有料プランが必要になります。必要なプランは現状の確認のうえでご案内します。
社内に機器を置く必要はありますか?
社内のLANに、当社が設定した接続用の機器をつなぎます。通信の経路の途中には置かないため、この機器が止まっても社内の通信とインターネットは止まりません。止まるのは社外からの接続だけで、その場合は交換機をお送りします。
費用はどのくらいかかりますか?
社内の機器の数と利用者の数によって変わるため、現状を確認したうえでお見積りします。お問い合わせください。
NOTES

ご留意事項

  • Cloudflare Oneの無料プランは利用者50人までで、アクセスの記録は24時間で消えます。記録を長く残す場合や利用者が50人を超える場合は、Cloudflareの有料プランが必要です。
  • Cloudflareで大きな障害が起きている間は、社外からの接続に影響が出ます。無料プランにはCloudflareの問い合わせ窓口がないため、当社が窓口になります。
  • FortiGateなどのファイアウォール本体の更新は、これまでどおり必要です。
  • 複合機など端末アプリを入れられない機器は、引き続きファイアウォールで守ります。
  • 社内のLAN工事・現地での作業、Cloudflareの有料プランの利用料、24時間の監視は、本サービスに含みません。
  • 料金は、社内の機器の数と利用者の数によってお見積りします。詳しくはお問い合わせください。

リモートアクセスの見直しを、ご相談ください

「VPN機器の更新が負担になっている」「SSL-VPNの今後が気になる」「社外からNASを安全に使いたい」など、検討段階のご相談も歓迎です。